Too Solid To Say

SOLIDなカルチャーを適当に

ピックの話~Jim Dunlop Tortex JAZZ3XL

昨年の初めであっただろうか、Jim Dunlopから新しいピックがライナップされたのをご存知だろうか?


これだ


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Dunlopの定番ピックであるJAZZ Ⅲの一回り大きいXLサイズであり、カメさんマークのTORTEX素材のピックだ


自分は気分や調子でピックをコロコロ変える為、シェイプに拘りはあまり無いが、素材は重要である

個人的にはピックの素材を変えるのとシールドを変えるのが同じくらいの効果があると考えている


自分は中でもDunlopオリジナル素材のTORTEXがしなりやトーンの振り幅的に好きなので今回の発売はテンションが上がった


これまでにJAZZⅢタイプのピックはDunlop社からかなり豊富なラインナップが発売されてる

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ナイロン素材のグリップ加工がされているものや、ウルテム素材のもの、TORTEX素材のものなど多様だが、JAZZⅢはかなり小さいピックの為、速弾きだけではなくコードストロークやカッティングなどプレイの幅の広いプレーヤーには少々扱いにくいピックでもある


そのようなニーズに合わせてXLサイズのJAZZⅢもあるのだが、ナイロン素材とウルテム素材の2素材のみで、トーンや硬さの面から、TORTEXのXLサイズを求めるプレーヤーは多かったのではないだろうか


使ってみると、

シェイプはJAZZⅢだが、使い心地はティアドロップのTORTEXに似ているが。ナイロンのJAZZⅢのトーン上の弱さ、ティアドロップのTORTEXのアタック感スピード感の無さが上手く解消された新しい弾き心地である


厚みとカラーで異なる全6種が発売されているので、自分のスタイルに合ったピックを探している人は試してみて欲しい

ホットトイズ ムービーマスターピース

最近あまりブログに気分が向かなかった為放置気味であったが、ここ数日あるモノに強烈に心を惹かれているので、今回はそれを紹介したい

 
スターウォーズEP2,3が世間を賑わせていた当時、幼い頃からスターウォーズフリークであった私は、多くのファンと同じようにグッズやフィギュアにティーンエイジャーの身でありながらも大金を投入していた
 
しかし、当時の自分にはまだ単価が高過ぎて手を出せなかったトイメーカーがあった
 
それがホットトイズである
 
自分の中での2大ハイエンドトイメーカーといえばサイドショウホットトイズなのだが、正直再現度で言うとホットトイズが勝る
 
それだけに値段も高く、(当時の)サイドショウには手を出せても、ホットトイズのフィギュアは中学生の自分にはToo Muchであり、ショーウィンドウの外から眺めるだけの存在であった
 
それから私は音楽とギターにシフトしていき、今回のスターウォーズ公開まで、ホットトイズの事なんて完全に忘れていた
 
それが先の年末年始、実家の部屋にしまっていたフィギュアを引っ張り出して眺めている内に沸々と懐かしい収集欲が戻ってきてしまったのだ
 
そこで、ホットトイズの1/6スケールフィギュアのラインナップを見ていると
 
 
 
アレ??
 
 
 
買えるじゃん、、
 
 
 
 
 
そう、財力を増した今の自分になら買えるのだ
これが大人になるということかと痛感した
 
そこで早速いくつか予約したので、ホットトイズという会社と併せて紹介していきたい
 
ホットトイズは2000年にホワード・チャンにより創業された香港のハイエンドトイメーカーである
 
要するに、大人のおもちゃ屋さんだ
 

創業以来、斬新なアイデアで画期的な製品を次々と創りつづけているホットトイズ。
なかでも1/6スケールで30箇所以上が可動する
ハイエンドなリアルフィギュアにおいて、世界ナンバー1の実績を獲得。
主にハリウッド映画に登場する魅力溢れるキャラクターたちを立体化する
「ムービー・マスターピース」を筆頭に、さまざまなシリーズを展開しています。

あえてハードルが高い「俳優の肖像権」を獲得するなど、
その真似ができない確かな技術で、常に高クオリティーを追求するホットトイズ製品は
現在、世界32か国以上にて販売されております。
その出来映えには、ハリウッドセレブや日本の著名人もファンとして名を連ねており、
世界中で愛されるブランドとして確立しています。

 *1

 

引用文にもあるように、ハリウッド映画のキャラクター商品である1/6スケールフィギュアの完成度が半端ではない

原宿にあるホットトイズフラッグシップショップのトイ・サピエンスでは商品がカッコ良くディスプレイされているので、興味がある人は是非足を運んでもらいたい

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トイ・サピエンスで実物を見てきた上で、3つのフィギュアを予約注文した

 

マーベル映画の次作であるキャプテン・アメリカ シビルウォーより、アイアンマンマーク46

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【パワー・ポーズ】『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』1/6スケール限定可動フィギュア アイアンマン・マーク46 [ホットトイズ公式グッズ付き] | トイサピエンス

 

 スターウォーズフォースの覚醒より、カイロ・レン

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【ムービー・マスターピース】『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』1/6スケールフィギュア カイロ・レン | トイサピエンス

 

同じく、フォースの覚醒より、キャプテン・ファズマ

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【ムービー・マスターピース】『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』1/6スケールフィギュア キャプテン・ファズマ | トイサピエンス

 

どれもクオリティは半端なかったのだが、なかでもキャプテンファズマの迫力とシルバーの装甲の美しさは筆舌に尽くし難い出来栄えであった

 

いつ発売されるか不明瞭な予約商品なのでいつ手元に届くか今からドキドキである

 

あといくつか購入を迷っているフィギュアがあるので、しばらくCDを買うのは控えめにしようかと思う

 

では、また

*1:Hot Toysホームページ会社概要、ごあいさつより抜粋

謹賀新年

かなり間が空いてしまいましたが、取り敢えず、あけましておめでとうございます


鹿児島にいる間、暇なようで忙しく中々更新が出来ませんでしたが、今は東京に戻りいつも通りの生活です


ここで、帰省前の二日間を簡単に


1/3

夜からラスタ系な高校の友人2人と呑んだ

自分は体調が悪かったので酒は自重


思い出話だけではなく、レゲエカルチャーについて教えてもらったり、映画やローカルなゴシップ話をし大いに盛り上がる


何軒かハシゴし、気分が良くなってきたところで、詳細は省くが、午前2〜3時頃、突如友人の1人が深夜の歓楽街を揺らす

私は真っ青、友人はブチ切れ帰宅


その後残った2人で朝まで飲み


そしてまだ日も昇っていない6:30頃、歩いていると母校に灯りが点いているのが見えたので


誰かいるのかなと思い、ほろ酔い状態で母校に浸入すると、教員陣は既に出勤していて見つかる


お互い驚きながらも当時の思い出話に花が咲き、大満足して帰宅



1/4


夕方頃に起床


iPhoneを見ると父の幼馴染であり叔父的な存在でもあり友人でもあるShin-Changから

『食事がてらギターコレクションを見に来ませんか?』

とメッセージが届いており、支度をし家まで迎えに来てくれたSKMTさんのメルセデスで豚しゃぶを食べにGo


鹿児島にいた頃は感じなかったが、東京にいると、鹿児島の豚肉がどんなに甘く美味しいか痛感する


豚しゃぶをご馳走になり、次はShin-Changのギターコレクションが保管されている別邸へ


GibsonのオールドSGが多いが、他にもオールドレスポールFenderのヴィンテージストラトなどもあり、ギター弾きとしては垂涎必須である

しかし、実のところ彼はギターを余り触っておらず、長らく雑にハードケースに仕舞われていた為状態は芳しくない

このようなギターを見ると楽器屋で働いている自分としてはメンテナンスしたくて堪らなくなる

しかしここは道具を持って来ていないので我慢


ケースを開けては状態に涙し蓋を閉じる、という作業を繰り返していると、気になる1本を見つけ手が止まる



ターコイズブルーのボディに白のピックガード、メイプル指板、ラージヘッドと70年代香るストラトキャスターであった

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このギターは81年に限定生産され1年間だけ販売された世界中の地名に肖ったインターナショナルカラーシリーズのうち、マウイブルーというカラーのストラトキャスターであるらしい

吉井和哉フリークのShin-Chang曰く、吉井和哉THE YELLOW MONKEY時代に使っていたのと同じモデルである為雑誌で見つけた時に購入したそうである



手にとってよく見てみる


メチャクチャ重い…


この重さでホワイトアッシュ材であると確信を得る事が出来る

70年代に多く使われていたホワイトアッシュは、メジャーリーグのバットにも使われる素材であり、その事から鬼重い

現在使われるアッシュ材はスワンプアッシュと云うホワイトアッシュの亜種で、重さも軽いものが多い為、トーンキャラクターも大分異なる


木材の話は置いておいて


状態を見てみるも、メンテナンスをすればまだまだ現役で使えそうなストラトである

ジョイント部を見てみる

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かの悪名高い三点止めジョイントである


ギタリストなら分かると思うが、こう言ったギターのウィークポイントや扱い辛さには逆に燃えてしまうものである


物欲しげに見ていると、Shin-Changが、『これ持って帰っても良いよ』



男前である



こうして予想外のお土産を片手に東京に戻る事となった


一応慣れない造りのギターの為馴染みの楽器屋のリペアマンに預け、メンテナンス完了次第こっちに送ってもらう事にした


届いたら詳細なレビューを書いてみようと思う


追伸

最近久松郁実のお陰でグラビアアイドルの魅力に気付き始めた


以上。

大晦日~ランキング2015~

誕生日よりも、クリスマスよりも好きな日が今年もやってきた

 
大晦日である
 
世間が独特の雰囲気に包まれる中で、実家でゴロゴロとしたり、昔の趣味のコレクションを漁ったりして、夜にはガキ使を交互に観る
 
時間はゆっくり流れ、全てが優しくなる特別な日、それが大晦日である
 
私にとって2015年は穏やかな気持ちで過ごす事ができ、新しい事もいくつか始められたので自分にとっては有意義で良い一年であった
 
来年は健康面学業にそろそろ本腰を入れようかと思う
 
とここで今日が2015年最後の日という事で、年末定番の年間ベストをまとめてみたいと思う
様々なカテゴリーから私的ベスト3を取り上げ発表するが、映画に限ってはリリースが2015年という事にはあまり拘らず、あくまで今年自分が体験した中からのランキングである
 
2015年邦楽部門ベスト3
1位 水曜日のカンパネラ“ジパング

 

ジパング

ジパング

 

 

2位 The Musmus“PROLOGUE

 

PROLOGUE

PROLOGUE

 

 

3位 ONE OK ROCK“35xxxv Deluxe Edition”
 
35xxxv Deluxe Edition

35xxxv Deluxe Edition

 

 

 
2015年洋楽部門
1位 Bring Me The Horizon“That's The Spirit”

 

That's the Spirit

That's the Spirit

 

 

2位 Grimes“Art Angels”

 

Art Angels

Art Angels

 

 

3位 The Orb

 

MOONBUILDING 2703 AD [帯解説・ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC474)

MOONBUILDING 2703 AD [帯解説・ボーナストラック収録 / 国内盤] (BRC474)

 

 

 
2015年邦メタル部門
1位 Mardelas“Mardelas Ⅰ”

 

Mardelas ?

Mardelas ?

 

 

2位 Unlucky Morpheus“Vampir”

 

VAMPIR

VAMPIR

 

 

3位 Galneryus“Under The Force Of Courage”

 

UNDER THE FORCE OF COURAGE

UNDER THE FORCE OF COURAGE

 

 

1位 Afterimage“Lumiere”

 

Lumiere

Lumiere

 

 

2位 Crystal Lake“The Sign”

 

THE SIGN

THE SIGN

 

 

3位 UNDEAD CORPORATION“Flash Back”

 

Flash Back

Flash Back

 

 

 
2015年洋画ベスト3
 
2位 STAR WARS フォースの覚醒
 
3位 ゴーンガール
 
2015年ホラー映画ベスト3
1位 呪怨 THE FINAL
2位 VHS
3位 REC4

youtu.be

 

以上。

水曜日のカンパネラ

 

ジパング

ジパング

 

 

ヤフオクのCMが鼻に付きながらも謎のキャッチーさで今人気がうなぎ登りの水曜日のカンパネラ

 
ヴォーカルのコムアイ、コンポーザーのケンモチヒデフミ、プロデューサー?のDir.Fから成るユニットである

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音楽性の確信犯的あざとさからファンとアンチでハッキリ別れるタイプのアーティストだろう
 
 
自分は最初はアンチサイドから攻める予定だった
なので下準備として、YouTubeで曲を聴いてみる事にした
 
Disる前に相手を良くググれって孫武が言ってたからね
 
そこで観たのがこの映像
 
やはり腹立つ
しかし、なぜかもっと聴きたくなる
なぜだ、もっとDigらねば
 
そして気付けばEPとアルバムを全部買っていた
 
タワレコの煽り通り、中毒性が半端じゃない
 
この中毒性はどこから来るのか?
 
自分なりに分析してみて、トラックと歌のギャップが核である、という結論に至った
 
頑張ってバックの音楽だけ聴いてみると、冷たく無機質で
緊張感のあるトラックとそれに空気を読まず入ってくるヒップホップへのリスペクトゼロなコムアイの素っ頓狂なラップ、その2つがクロスオーバーしてロックでSolidなポップスに落ち着いている
アプローチとしてはUKインディロックとエレポップをクロスオーバーさせているThe Ting Tingsに近いが、水曜日のカンパネラはよりスリリングにギリギリの線を攻めている
このギリギリの線というのが“ロック”感にはメチャクチャ重要で、楽器隊は精神的か技術的な限界を曲に込め、ヴォーカルは声量や音域でギリギリの所で歌うと“エモく”なる
May.Jの歌がつまらないのは、音域の安全圏の中でしか歌わない為にただの上手な歌手止まりになってしまっているからである
 
水曜日のカンパネラはそのスリリングさを構成で表現している
一見リラックスした曲に聴こえるが、そこには計算された緊張が其処彼処に隠されている
 
Massive AttackPortisheadなどのトリップポップ好きやクールな質感のIDMが好きな人ならきっと染み込み易いアーティストだろう
サブカル臭で敬遠するのは勿体無いアーティストなので是非一聴してみてもらいたい
 
個人的なお気に入り曲は、
4th EP『私を鬼ヶ島に連れてって』に収録されている
チャイコフスキー(Interlude-ラモス-)
ロシアの固有名詞に付きがちなスキーで韻を踏みまくるラップに、冷たくもキャッチーなメロディ、そしてモスラを逆再生にしてある間奏曲
この演出が耳に緊張感を与えてくれる
 
 
ソリッ度:★★★★
サブカル度:★★★★★
 
連想される世界観:ヴィレバン下北沢店